| これまでサイコセラピーは、セラピストとクライアントが直接対面する形式のみでおこなわれてきました。近年のコンピューターやテレコミュニケーションの発達により、サイコセラピーの形も変わり始めています。アメリカでは、“サイバーセラピー”と呼ばれ、メールやチャットルームを使うサイコセラピストが増えています。電話やメールを通してのセラピーには、従来の対面式のサイコセラピーとは異なる利点や注意点がいくつかあります。
1. 電話、メールを使う利点
● サイコセラピーが初めての方や、セラピーに対して不安がある場合、対面式よりも抵抗が少ない
● セラピストのオフィスまで行く時間をセーブできる
● 自宅からサイコセラピーを受けられる
● 地理的にサイコセラピーのサービスやより質の高いセラピストの元へ通うことが難しい場合でも可能になる
●対面式よりも、低価格(メールでのサービス)
2. 電話、メール形式のセラピーの注意点
● 対面式と比較した場合、セラピストが得られる情報(特に視覚的情報)が欠ける
● 対面式のサイコセラピーより、取り扱える問題の範囲が制限される
● セラピストとクライアントの地理的距離のため、緊急時(自殺願望や身体の危険が迫っている場合)の対応に限界がある
● インターネットを媒介する場合、細心の注意を払っていても、ハッカーなどに個人的な情報を盗まれる可能性がある
自分に合ったサービス(サイコセラピー/パーソナルコーチング)、そしてその形式(対面/電話/メール)を選ぶのは、あなたの現在の状態、性格、求めている結果などによって変わってきます。
1. サイコセラピーが適している方
● こころの問題で、身体的に影響(睡眠,食欲、体力など)が出てきている場合
● 仕事や日常生活に支障が出てきている場合(集中力の低下、仕事の効率が悪い、忘れっぽい、イライラによる人間関係のトラブルなど)
● 考えがまとまらない、混乱している
● 自分の考えや気持ちを誰かに聞いてもらいたい場合
● 悲観的な考えや不安が止められない場合
2. パーソナルコーチングが適している方
● 仕事や毎日の生活を普通にこなしているけれど、もっと自分を向上したい、キャリアアップを目指している方
● 目標を短期間で達成したい、そのための努力は惜しまない、と考えている方
● 自分の目標を達成するためには、多少厳しい意見を言われても気にならない方
3. メールでのセラピーが適している場合
● 自分の悩みや問題が具体的にわかっている方
● 文章を書くことで自分の考えをまとめることができる方
● それほど深刻ではないけれど、問題の解決を探している方
● 自分を伸ばしたい、目標を達成したいと考えている方
4. 対面式のセラピーが適している場合
● 過去に、精神科の治療を受けたことがある方
● 精神科の薬を服用している方
● 現在の症状が長期にわたってある方
● 学校や仕事、もしくは日常生活に支障が出てきている方
● 人を信じることが難しいと考えている方
● 現在の家族間、夫婦間の問題が深刻化している方
● 何もかもがいやになってきている方
● 自殺を考えている方
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