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河瀬さやか Ph.D. LCSW

LCS#21422

EDUCATION

1990年 埼玉大学教育学部入学

1992年 渡米

1996年 カリフォルニア州立大学ロングビーチ校

     心理学学士号取得(BA)

1999年 カリフォルニア州立大学ロングビーチ校大学院

     ソーシャルワーク修士号取得(MSW)

2003年 Licensed Clinical Social Worker (LCSW)

     カリフォルニア州ライセンス取得

2016年 山梨大学医学部博士課程

     医工学博士号取得(Ph.D.)

CAREER PROGRESSION​​

1999年 Asian Pacific Counseling and Treatment Centers, CA

2004年   独立&開業

2008年   カリフォルニア州立大学ドミンゲツヒルズ校大学院講師

2011年 米国NPO法人Kokoro Wellness Network設立 副代表就任
      東日本大震災の被災者支援活動(石巻市)
     東京女子医大付属女性生涯健康センター(非常勤)

     (独)国立精神・神経医療研究センター(非常勤)

     日本心理臨床学会・支援活動委員会委員

2012年 Prolonged Exposure Therapy Instructor

     持続エクスポージャーセラピー指導者資格取得

               The Center for the Treatment and Study of Anxiety

                  University of Pennsylvania 

2013年 Strategic Initiatives Manager/Clinical Supervisor

                  Community Family Guidance Center, CA

2014年 Kaiser Permanente Medical Group, CA

                   Department of Psychiatry

2021年 Exposure Response Prevention Therapy (Ex/RP)

     強迫性障害エクスポージャーセラピスト資格取得   

               The Center for the Treatment and Study of Anxiety

                  University of Pennsylvania 

ADDITIONAL TRAININGS & PROFESSIONAL ENGAGEMENTS

被災地支援での体験を経て、これまで学び携わってきた「効果の高い優れた」心理療法と対策法は:​

*Prolonged Exposure(持続エクスポージャー)

 治療効果を検証するデータが最も多い、トラウマ治療の中でも最も優れた治療法の一つ

*STAIR/NST(感情・対人関係調整スキル+ナラティブ)

 今注目される「複雑性トラウマ」(幼少期における複数または慢性的虐待被害)の治療法

*Parent-Child Interaction Therapy(PCIT)

 ペアレンティングスキルの向上と共に子どもの問題行動を改善し、虐待防止にも効果のある治療法

*WHO版Psychological First Aid(PFA)

 緊急時の心理的応急処置
 

上記の3つの治療法とPFAに関しては、日本での普及・指導者養成のプログラムにも携わらせていただいています。私一人の思いだけではたどり着けなかった数々のチャンスを、世界中の様々な先生方に与えていただきました。ご指導頂いている多くの先生方に、心から感謝いたします。

優れたトラウマ治療法から得た最大の学びは、トラウマ的出来事が人に与える心理的影響の構造を深く理解したことです。
世界には一つの問題について何十年もの月日をかけて研究を繰り返し、より優れた治療のあり方を追求し続ける研究者がたくさんいます。もちろん人間にはリミットがあります。データでは全てを語れないのも事実でしょう。ですが、こうした研究を続けて下さる先生方のお陰で、現時点で人間が提供できるベストの治療法が存在するのも事実です。そして、その驚くほどの効果と想像していた以上の喜びを、実際のケースを通して繰り返し体験してきました。心という大切なのに目に見えない複雑なものに携わる仕事をするのであれば、少なくとも最善の準備を整えなくてはならない。この考えは、学びが深まるほど強くなります。


心の傷が私たちにもたらすのは、PTSD症状だけではありません。様々な不安障害、抑うつ症状、対人関係や日常生活の問題も含まれます。
その人のこれまでの人生や性格に加え、その時の状況やサポートシステムなどの外的要素も改善のプロセスに影響します。どんなに優れていても、一つの治療法を全員に同じように提供するのであれば期待する結果は得られません。一人ひとりの異なる苦しみを理解し、その方がゴールとする総合的な改善を可能にする。スペシャリストの役目は、そのお手伝いをさせていただくことです。


つらい記憶を消してしまうことはできません。けれどその苦しみを気にならなくなるまで、対応可能なレベルまで小さくすることはできます。そして、その方法がここにあります。​​​​​​​​​簡単なプロセスでないことは十分承知です。でも試してみる価値はある。そのことを強くお伝えしたいのです。乗り越えることなどできないと思っていた「あの出来事」から解放される可能性は大きいのです。もしそれがあなたにとって必要な答えであるのなら、少しでかまいません。お話してみませんか。私たちにできること、できないこと。まずはそこから話し合ってみましょう。
 

可能性をお届けする、それが私の仕事です。


河瀬さやか Ph.D., LCSW

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